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2023-11-12 綾辻行人「時計館の殺人」
日曜日。12:00起床。
なんというか、この朝まで起きてて昼まで寝てるって生活が段々と確立してきてしまっている。もうすぐ、本格的に制作を始めなきゃなのにとてもマズいなと、、、
とりあえず今日はテレビを見るのを控えて読書に集中した。合間、合間に食事を挟みながら、綾辻行人『時計館の殺人』と京極夏彦『狂骨の夢』を一気に読んでいく。
午後、「時計館の殺人」を読み終わる。綾辻行人の館シリーズ。前作の「人形館の殺人」があんまりだったので、どうだろうと思いながら読んだのだが、さすが推理作家協会賞作品。メチャクチャな傑作だった。

登場人物たちが自ら訪れ、閉鎖環境に陥る時計館。この館の「旧館」で3日間を過ごすストーリーだと予め示される。その館の中で起こる連続殺人と、その館の外部での出来事として同時並行で展開される「新館」でのストーリーが交互に繰り返される。
ほぼ同時刻帯で2つの環境でのストーリーが展開されるため、読んでいてそのテンションの差が面白く、またこの交互に同時間での出来事が示されているところに仕掛けがあるんだろうなあぐらいの感覚を持って読んでいく。
読んでいくうちに犯人、トリック、動機に至るまで「こういう事なんだろうなあ」という予想まではいけるのだが、なかなかハッキリした確信にまではならない。しかし、それこそが作者が仕掛けた最大の仕掛けなのだ。
最後の結末の章であっと驚く仕掛けが明かされる。一気に視界が晴れる。そうか、だからこの予想が上手くいかなかったのかという驚き。特に動機→犯人→殺害トリックという順番で真実が明らかになるステップがとても上手く、また面白く、なるほど、これが天才が書く小説かと感動してしまう。
2023.11.12(日) 23:29