2024-03-02 ついにやってきた!玉井詩織ソロコンサート「いろいろ」Day1

土曜日。8:00起床。この日に併せて体調を整えてきた。しっかり睡眠もとって起きる。
待ちに待った詩織ちゃんのソロコンの日。どうにも心が落ち着かずにザワザワと心臓はバクバクと緊張する。ファンである自分が緊張するというのもおかしなものだが、ある意味、ずっと見てきた玉井詩織というタレントの真骨頂を見る事になるだろうという予感がある。

会場は東京国際フォーラム。13:00に中目黒を出て、13:30には日比谷着。少し歩いて13:40には会場に着いた。購入したグッズの受け取りは14:30だったので、先にクラフトビールと栞の物販列に並んで購入。栞だが、5つ購入しても欲しかったものは一つも出なくて思いの外、ガッカリしてしまった。
栞の交換リクエストを出してみると「ベルベットの森」「宝石」は交換出来たが「泣くな向日葵」は結果、手に入らず残念、、、

適当に有楽町のカレー屋でカツカレーを食べるがなかなか美味い。あの店、奥ばった位置といい、駅チカといい、相当にいいなあ。少し通ってみようかな。
17:00に開場して入場。席はなんと会場最後列の2階26列。とにかく最後尾である。ツキが無いのか、そもそも一般先行チケットがもうこの位置の席しか残っていなかったのか。
残念がっていても仕方がないので、まずはステージセットを確認。球体のオブジェクトが宙に浮かんでいる以外は、真ん中に少し高い台があるだけのシンプルなセット。照明はゴリゴリにセッティングされているし、基本は光の演出がメインか。2階席だったのでカメラの数は確認出来ない。
モニターはホールに備え付きの2枚だが、かなり小さい。映像の演出はやや難しそう。

18:00、ついにソロコンサートがスタート。明日もあるので、詳細なレポートは明日に回すとして、初日の感想としては「玉井詩織さん、やっぱりとてつもないタレント力を秘めていたんだ!」と見た人間、全員に感じさせる素晴らしいライブだった。演出は非常にシンプルでプリミティブなものだが、とにかく多彩な演目と楽曲をひっさげて、コンサートのタイトルどおりに詩織ちゃんが持つさまざまな表情とパフォーマンスでステージに多様な彩りを与えていく。
完全な玉井詩織ワンマンショー、これからのアイドルはこのレベルのステージが出来なければならないとでも主張するような完璧さを魅せてくれた。OP・ED・幕間に流れるVも、ももクロではやってこなかったしっかりとストーリーがあって、しかもクリエイティブに溢れた映像が用意されていた。

正直、これほどのステージが見られるとは期待していなかったので心底驚いてしまった。すぐに緊張もほどけて、ステージにのめり込む詩織ちゃんと詩織推し。明日の公演も本当に楽しみだ。
ライブの興奮そのままに、恵比寿で途中下車してラーメンを食べて帰る。あー、本当にいいライブだった!最高だったよ、やっぱり。極めて質の高いタレントであることを証明してくれて大満足だった。

2024-03-03 神席で堪能!玉井詩織ソロコンサート「いろいろ」Day2

日曜日。10:30起床。昨日は興奮のまま夜を過ごし、結局3:00まで目が冴えてしまう。
余分なところは省いて、今日は入場から。チケット発券すると今日は1階12列。上手寄りで前方の列が無く、相当にステージに近い。上手に寄っているのでモニターも近くて大成功の席だった。

17:00にライブスタート。OP映像から白いキャンバスを背景に白いフードを被った詩織ちゃんが映し出され、ペンキでキャンバスを描き殴る演出。ステージの幕全体がスクリーンになっていて、ど迫力に映像を見せる。BGMにかかるのはソロ曲の部分部分をダブステップ風に繋げた「SHIORIture」、メチャクチャにカッコいいステージをやるぞと気迫あふれるオープニングだ。The ももクロイズム。

映像のエンディングで幕が下に落ち、ステージに立つのは白いギターを肩から下げる詩織ちゃん。「HAPPY-END」でコンサートの幕が開ける。ギターをかき鳴らすその姿、長い脚が際立つミニスカート、カラフルな照明とレーザー光線が詩織ちゃんが本来持つ華やかなタレント性とその才能そのものを放出しているようで、まるで往年の森高千里のようなインパクト。観客も大興奮で鳴り響くコールがどんどんヒートアップする。
HAPPY-ENDの後は「ROCK THE BOAT」で会場を揺らしまくり。ロクボを歌い終わると立て続けに難関曲「暁」、SHIORITAMAI12Colorsプロジェクトの始まりの曲である。3曲で会場を最上の空間に仕立てていくその仕掛け、あの気分の高揚、本当に詩織ちゃんは凄かったんだ!と誰しもが思っただろう。

暁を歌い終わると次はアコースティックギターを手にし、「日常」と「泣くな向日葵」を弾き語る。今日のために用意された制御コントロールペンライト。会場をイエローと制御されカラフルに切り替わるペンライトの半々に彩られる客席は何か新しい秩序が生まれている気がした。うん、これは新しい発見だと。ライブ後の感想を見ても、制御ペンライトが加わった美しさを称賛する投稿がいくつも見られた。
特に次の曲「マリンブルー」では切り替わった青のペンライトと黄色のペンライトの2色の組み合わせがとてもよく、その中で詩織ちゃんが伸びやかに歌う姿の素晴らしさ。個人的にはこの曲がやっぱり一番声の乗りがいいと思う。miwaちゃん、マリンブルーを作ってくれて本当にありがとう!

MCもなく、ちょっとした幕間のVのインターバルを挟んでブルーのインクで染まった衣装にチェンジした詩織ちゃんが登場。「Another World」「Eyes on me」「Spicy Girl」とダンサブルなナンバーが続く。ダンサー4人とともにオシャレなダンスパート。合間合間に細かく上着をチェンジし、詩織ちゃんのスタイルはカラフルに変身していく。見ていて本当に楽しめるバラエティに富んだ演出で素晴らしい。
ダンス・チューンなので、とにかく歌は難しい。でも音源とまったく遜色のないボーカルで一歩も二歩も進んだ詩織ちゃんのライブの声がオーディエンスを盛り上げていく。

ダンスパートが終わると再び幕が降り、描いた画を白く塗りつぶす映像が流れる。Vの最後には黄色の円が描かれて幕が上がると、ステージには真っ白なピアノに座る真っ白なドレスを纏った詩織ちゃんが!
とにかく美しさに圧倒されてしまう。「Sepia」独唱。目の前で起きている事は果たして真実なのかと、そう思えるほどの際立った美しさ。ここで完全に「詩織ちゃんは今、期待以上の何かを見せている」と会場全体が心を熱くした一瞬だろう。ピアノの演奏にも驚いたが、本当に素晴らしいボーカルだった。

そのままピアノを弾きながら「宝石」を歌ってしっとりとしたシーンを演じきったと思いきや、さらにその衣装のままダンスナンバー「天国のでたらめ」を歌いはじめる。スタンドマイクを前に歌いながら、さらに間奏ではしっかりと踊る。まるで極上のミュージカルのクライマックスを見るような心地。圧倒的な絵力と新しい詩織ちゃんの魅力がヤバい。とにかくかわいい。可愛すぎる。
ここまで14曲。ノンストップで続けられるステージに、詩織ちゃんのそのスタミナと集中力にも驚かされた。

はじめてのMCタイム、ここでサプライズに亀田誠治氏が登場。詩織ちゃんの歌唱力を見せつけるパートに突入する。1曲目は「We Stand Alone」さわやかでエモい歌唱を聴かせたと思えば、間奏でサプライズにサックスを吹く詩織ちゃん。どよめく会場が気持ちいい。
次の「ベルベットの森」ではアタックの効いた非常にユニセックスな声質を活かしたボーカルを聴かせ、まさに「音源超え」の領域。どうだ、ここまで歌えるんだぞとファンまで誇らしげにさせるこのタレント力の凄さである。

そして最後は「Shape」。黒いジャケットに着替えた詩織ちゃんは超難関とも思える激しいダンスをクールに決め、しかも歌っている!というある種、異様なほどに完成されたステージパフォーマンスを見せライブ本編は終了。とにかくスキルの高さがヤバすぎるよ、詩織ちゃんは!
驚きと感動に満ちたライブで、幕が降りた後のアンコールも近年のももクロ現場ではなかなか見られない大きさだ。しーおーりー!しーおーりー!

アンコールはラフな格好にアコギを抱えて、ひょこひょこと歩いて登場。アコギ弾き語りで「…愛ですか?」を今の詩織ちゃんの声にチューニングしたアレンジで歌ってくれた。
実は昨日、ここでどうしても涙を堪えることが出来なくて号泣してしまった。詩織ちゃんに出会って早14年。ここまでの14年間がどうしたって思い出されるその歌声に、今日のステージで見せたそのあまりの成長に感激してしまったのである。
その後、MCに移り、ソロファースト・アルバムと今日のライブBlu-rayのリリース発表。そりゃそうだ。これだけの作品になったんだもの、多くの人に「現在の日本のアイドルはこのレベルのタレントにある」と証明したんだもの。

この後は本当に最後ですって言葉に反して「モノクロデッサン」「走れ!」とももクロ曲が続き、会場全体が全力コールでそれに応える。特にメンバー紹介の最後に「ももいろクローバーZの玉井〜?」からオーディエンスが「しおりー!」で応えて走れ!の最初のパートが始まるという流れはすごく温かくで朗らかで詩織ちゃんらしい演出。とても良かった。

最後はやっぱりこの曲、玉井詩織の代表作とも言えるシティポップ「涙目のアリス」でエンディング。この日一番のコールで会場を黄色で染め上げて「いろいろ」が終了した。

全編通して、そのステージパフォーマンスのクオリティの高さで見せる度胸は本当に現代アイドルの最高峰である事を見せつけるようなライブだった。いつまでもその朗らかさと明るさを失わないキャラクターも凄いが、自分の周りに多くの「一緒に歩いていく人」を作り出す魅力、このステージがいったいどれほどの努力を厭わなかった結果として実現しているのかを言葉ではなくパフォーマンスで見せていくタレント力、そして持って生まれた手足の長さが際立つスタイルと二人といないタレント性を生かす声質を2時間たっぷりと味わえる内容で、こんなん誰が見たって「もう一度見たいライブ!」でしょう。

ソロコンを経て確実に何回りも大きく羽ばたいた印象で、これからはまたメディアタレントとしても活動を再開するだろうけど、その姿もこれまで以上にずっと楽しみになってきた。
最後に描いた地球の姿がとてもやんちゃで愛おしくて優しい。これからの人生、彼女と一緒に歩んでいけば、きっと悪い事にはならないと、そう思わせてくれた2日間だった。
余韻が凄すぎて来週こそ仕事にならないかもしれないが、もっと頑張りたい。それだけは間違いがない。

2024-03-11 理由もなく1週間が過ぎました

月曜日。11:30起床。あいかわらず日が昇ったら寝て、お昼に起きる生活。
詩織ちゃんのソロコンでの衝撃と余韻が長引き、いろいろと自分の生き方を考えるうちに1週間が過ぎる。こうしていても仕方が無いので、とりあえず動いてみようと今日からまた意識的にいろいろと始めてみる。思えば、いつの間にかあらゆることをルーティン化するという目標を失っていたなと。

起きて、昨日アップしたEJ案件の実績紹介の追加分に差し替え用の素材データがきていたので、イメージを差し替えて再度テストアップ。その後、読めていなかったミステリーをまた読み始める。今日は京極夏彦「塗仏の宴 宴の支度」の続き。2時間半ほどかけて読了。明日から「宴の始末」に入る。
読書が終わるとテストアップにOKがきていたので、EJ案件の公開作業。これでこの案件の納品がすべて完了。今後は運営フェーズに入るが、どれぐらいの発注量になっていくか。
実際に予定していた実装が出来ていない部分があるので、そのあたりのチューニングをあらかじめやっておくかな。

仕事が終わって、晩ごはんの食料の買いものに東急ストアへ。
3月になったからだろうか。1週間ほど行ってない間にスーパーの品揃えも様変わりしているように感じた。なによりあれほど並べていた鍋の素が一気に減った。久原の旨辛鍋を買って今週作ろうと思っていたので結構驚いてしまった。ドンキには売ってるだろうか。明日行ってみるか。

ちょっとした気分転換に花も新しく買ってきた。帰ってきて早速生ける。
いつも季節の花をセットで買うのでチューリップぐらいしか種類がわからないがなかなか雰囲気が出るもんだ。ちょっと気分が一新されていい。

晩ごはんは親子丼。簡単に作る時はやっぱりこれがいい。
ご飯を食べながら見ていたWOWOWのドラマ「坂の上の赤い屋根」がなかなかおもしろく、今日も結局徹夜でこれを見てしまう。
さて、明日から本当にクライアントワークがストップしてしまったので、なんとかステージを変える手段を見つけていかないとな。

2024-03-12 クリエイティブの種を植える

火曜日。12:00起床。今日もまたお昼に起きる。なかなか戻せない事は分かっている。
コーヒーを淹れる、テレビのスイッチを点ける、ブラウザを開く、香を炊く。普段、なんとなくやっている事、ひとつひとつに意識的になっていこう。少しは研ぎ澄ましていかないとって心を入れ替えるのはなかなか気分がいいもんだ。

今日はぼんやりとコーディングをしながら香を楽しんだ。先週から始めた週間だが、アロマオイルよりも自分向きかもしれない。なにより香りが上品で好きだ。新しい趣味になったら良いなと思える。

まず手始めに制作スキルを積み重ねるためのWebサイトを作ろうと実装を考える。併せてサンプルコードの配布もする必要があるので、フルスクリーンのフロントエンドとその日々のレポートを記すCMSを一緒のサイト上に実装する必要があるのだが、これがなかなかに悩ましい。
後者はこれからスタンダードになるであろうヘッドレスCMSを使ったものを考えているのだが、これだと制作できるサンプルがJSベースのものに限られてしまうのが問題だ。
3DCGからクリエイティブコーディング、モーショングラフィックなどの動画制作まで全部を網羅する覚悟で始めなければならない。

19:00から今月のしおこうじフォーク村を見る。今日はももクロ勢揃い回。満足度が大きい。
ソロコン以来のSepiaの独唱。とても良かったし、メンバーそれぞれの声のベクトルが際立ってきていることもはっきりと分かる。やはり思った通り。これからのももクロはプリミティブなシーンこそ、そのタレント性が活きてくる。

フォーク村が終わって、少し仮眠。2時間ぐらいは寝られただろうか。ここから生活リズムを整えるため、24時間起きているつもりだ。その中でどれぐらい仕事に取り組めるだろうか。頑張ろう。
風呂から出ると、昨日生けた桜が咲いていた。気温が高いところに置くと、本当にあっという間に咲くものらしい。美しいがもうちょっと保って欲しいね。

2024-03-13 花ってのは驚くべきスピードで咲く

水曜日。14:30起床。24時間起きているつもりだったのに、結局少し仮眠をとってしまう。
起き抜けに2時間をかけて、先週の土日の詩織ちゃんソロコンサート「いろいろ」の感想を日報に記す。力の入ったエントリーになって大満足。同時にまたあの時の興奮が蘇ってきて、延々とライブのセトリのプレイリストを聴いてしまった。日数を空けて感想を書くというのはなかなかいいメソッドかもしれない。

夕方になって、久しぶりに3DCGを進めないとと思い立ち、Blenderの演習を再開する。しかし、なかなか思うように進まない。とにかく時間がかかってしょうがない。それもそうだ、前回の演習から1ヶ月も経っているのだから。
絵は毎日描く、絵は毎日描く、絵は毎日描く。小学生の頃に教わったいろはの「い」を頭に叩き込む。こんな事ならもう朝のルーティンに入れた方がいい。

すぐに18:00になり、今日はももクロの春の一大事グッズの紹介配信。昨日のフォーク村に続いて、2日連続でももクロが4人揃っている姿はそれだけでなかなか感動する。しかもめちゃくちゃに面白い。
ただくっちゃべってるだけで異様に面白くするのがももクロの凄いところだろう。構成作家などももクロにとっては邪魔でしかないのかもしれない。

1時間、ももクロで大いに笑って過ごす。
夕食。今日は予約していた岡山牛が届いたのでステーキを焼いて食べた。すこし和牛っぽい肉の香りが抜けているような味だが、これはこれでサッパリと食べられて美味い。サシの入り方のせいか、肉の弾力もしっかり感じられて、これならウェルダンぐらい焼いて食べた方がさらに美味いだろう。
販売予約というのは、岡山県がやっている1ヶ月程度前に注文すればグラム1,000円程度でサーロインが買えるという売り方で、めちゃくちゃにお得である。とりあえずステーキ用のサーロインと焼き肉用の肩ロースを1kgずつ買ってみたのだが、これは正解だったかもしれない。

ご飯を食べて、引き続きBlender。しばらくは1個やるのに3時間とかかかるな。
気づけば買ってきた桜が満開模様。本当にあっという間に咲きまくるというのが分かった。こんなに早く次々と咲くものなんだとかなり驚いた。

花を飾るようになって判明した事だが、花があると観葉植物の方はまったく眺めなくなる。影が薄くなるからだろう。プレゼンの時に緑の服は避けた方がいいと学ぶ。
時間の使い方がまだまだ下手くそで、なにかに集中すると今度は本を読む量が減る。というか本に目が向かなくなってしまう。本を集中して読むと今度はクリエイティブに目がいかなくなってしまう。
この辺のクリアの仕方が子供の頃からわからない。みんなどうしているんだろうか。

2024-03-14 WOWOWの「FIXER」が面白い

木曜日。14:30起床。昨日も徹夜をしてしまった、完全に逆転生活に戻る。
なかなかクリエイティブな気持ちを維持出来ないというのがわかり、いろいろと考える事が多くなった。今日は起きてすぐに昨日の3DCG制作の記事を書く。これだけでもテンションが上がるかなあと思ったが実際はそうでも無かった。

少しミステリーを読んで、夕方になって買い物に出かける。ついでにウォーキング3km。明日、今シーズン最後の鍋をやろうと思って、LIFEまで行ってみたが、やはり久原の鍋の素が売っていない。仕方がないので、モランボンのキムチ鍋にしてみた。Amazonのレビューで評判がいいのは知っていたが、さてどうなるか。

晩ごはんを食べて、ふとWOWOWのオンデマンドから「FIXER」というドラマを見始めたら思いの外おもしろかった。脚本が井上由美子さんの政界サスペンス。Season1からSeason3まで15話一気に見てたらもう朝になっていた。そこまで人が死なないようになっているにもかかわらず、これだけのスリリングさを生み出すとは、、、これは相当によく出来ている。キャスティングもとてもいい。

何も出来ない1日だったが、満足度が高い夜を過ごせたのでOKとする。変なタイミングで休日にしてしまったので、明日はちゃんと働こう。

2024-03-15 昼夜逆転 いよいよヤバい

金曜日。16:00起床。いよいよヤバい起床時間。
たくさん寝てはいるんだが、どうやって元に戻せばいいのかもわからない感じになってきた。当たり前の話だが、あまりにも身体がミシミシ言ってるので、ずいぶんと時間をかけてストレッチをして、まあなんとか今日も一日やってみるかとなる感じ。

こちらも当たり前のごとくに起きてすぐ腹が減りまくっているので、予定していた鍋を作った。前回の鍋で使った輸入豚(三元豚)がよろしくなかったので、今回は沖縄県産の豚バラ肉を使って作成。比べ物にならないぐらい美味しい。あの紙食ってるような食感に臭みだけがあるというのはずいぶんと酷かったのだと改めて認識した。豚肉は本来甘みとまろやかさがあって美味いのだ。
肉だけで2倍近い価格になるが、これは我慢出来ない差だった。

朝食兼昼食兼夕食を食べたらもう夜である。クライアントワークが無いとはいえ、これは本当にマズいなと。とにかく本を読むスピードが衰えているのがマズいと、そこから一気に読書タイムを過ごす。
今日から京極夏彦の「塗仏の宴 宴の始末」を読み始めた。最初の1章90ページを一気に読んだ。さすがにしっかりとした群像ものになってきて読みやすい。というか、「宴の支度」の方があまりにも読みにくい小説だったのだが。

その後、少しBlenderを触ってもう22:00。れにちゃんのインスタライブが始まった。それをぼーっと見ながら「さてと今夜は何をしようか」とぼんやりしているのだから、なんともおかしな感じである。

2024-03-16 やるべき事の多さに不安になる

土曜日。12:30起床。なんか充実したなあと感じながら特になにもしていない変な日だ。
なんとも1日が長い。起きてすぐに洗濯して、読書して。ただ2時間おきに眠くなる。15分から30分の2度寝、3度寝、4度寝を続けて、結局は夜にはなんともなくなるという傍から見てたらこいつバカだなって感じの1日だ。

昨日に続いて、ちゃんとミステリーを読む。京極夏彦「塗仏の宴 宴の始末」、ここまできてはっきりと分かったが、この作品で京極夏彦はある種の挑戦をしているようである。シーンを細かなエピソードとしてひっきりなしに切り替えて、延々と続く長口上や場面をなくして(宴の支度はこの連発で極めて読みづらい作品)映画のシーンのように展開するように物語が書かれている。時間経過としても、どの場面とどの場面が同時に進行しているのか、どのキャラクターとどのキャラクターが同じ知識を持っているのかといった事が理解しやすくなるように書かれており、これが読みやすさの所以だろう。
今日は200ページまで。来週には読み終わるという感じだ。

今日から一層暖かくなって、暖房の必要がない時間が増えてきた。春陽気を待つのも飽きてきた。花瓶の花もキレイに咲いた。

夕方から少しずつだけど、自分の発信用サイトの企画を考え始める。ある程度、どのメディアをどこに設置するかは想像していたけども、いざ何からスタートさせるかとなると難しい。
というか、クリエイティブに対して、今まではこんなに無鉄砲にやっていたのかと。若いというのは自分のタイムリミットを気にしない状況と行動を指すのかもしれない。やるべき事の多さと多様さに少し不安になりながらも、何か起こるかもしれないという期待を持ってやっていこう。

2024-03-17 家焼肉、最高かもしれない

日曜日。14:30起床。一応、休日モード。クライアントワークから離れて少し疲労感もある1日。
起きて、さっそく暖かい。気温16度。思ったより早く、そろそろ桜が咲き始めるかもしれない。すぐにストレッチ。少しマシなモードに切り替わり、ブレストとクリエイティブのサーチを続ける。少しずつだが先へ進む気分になってきたし。

起きて、残っていた牛タンと予約購入していたおかやま牛の焼肉用ロースで家焼き肉を楽しむ。ホットプレートなんていうものは無いので、フライパンに薄くサラダ油を引いて焼いたのだが、和牛から出る脂だけで十分に楽しめた。野菜はナスとしめじ、後はキムチと白菜の浅漬け。
牛タンが半分100g残っているので、明日の昼も焼き肉にしないといけない。こういう時の冷凍保存の仕方が今後の課題だろう。

昼食後、16:00からハピクロ、17:00からももクロパンチと毎週のももクロラジオのパターンで楽しんで、その後に読書。今日も「塗仏の宴 宴の始末」の続きを100ページほど読んで、入浴タイム。そろそろ温泉の素も最後かも。
入浴後に週末にハマっているWOWOWドラマを見る。今日は「社長室の冬」、原作未読だがやっぱりムチャクチャに面白い。新聞がAmazonをモデルにしたアメリカの通販会社に身売りするという話で、どこまでも新聞社の時代遅れっぷりとぬるま湯体質に切り込むという内容。とても日本の地上波、特にNHKではこんな話は無理だろうと思いながら見る。話のテンポが良く、バシバシと話が進む。
5話で完結するWOWOWのドラマにはハズレがないのかも。まあそんな事は無いだろうが。

今日もBlenderを少し触った。だんだんと感触を取り戻していくのが面白い。3DCGのソフトウェアほど、道具感を感じられるアプリケーションも無いかも。コードを書いているだけではなかなか味わえないクリエイティブ欲が刺激される。
明日からウィークデイ。クライアントワークがまったく無いという状況で迎えるのは本当に久しぶりかもしれない。どこまで机に向かえるか。

2024-03-18 玉井詩織ソロコンサート「いろいろ」完全版

月曜日。3:00起床。もう無理くりに早起きして一気に戻す事にした。
今日から本当に久しぶりの「クライアントワークが無いウィークデイ」のスタートである。ここから春の一大事まで、どうやって過ごすかが課題。毎日、思考を繰り返す。
起きて、花の水を変えて、観葉植物の鉢植えには水やりする。これだけでも30分は費やすのだから、やはり人生は有限だ。もっと本を読まなくてはという気分にはなる。

このブログもまだ未実装の部分があったなと、おもむろにWordPressのテーマ開発を進める。カテゴリーアーカイブのスマホレイアウトが未実装になっているのを確認して、実装スタート。やってみると、あちこちのパーツが未実装なようだ。これだけでも1日、2日はかかりそう。
日が昇ってきたので、そのタイミングでお風呂に入る。今日はやや気温が低めだ。

風呂から出て、しっかり本を読む。今日も「塗仏の宴 宴の始末」。京極堂登場、多々良先生と塗仏に関する考察話のシーン、やはり宴の支度に感じた「ただ調べた事をもったいないからあれこれ書いているだけ」と意味のない薀蓄とその冗長さが感じた部分は改善されていて、会話シーンとして面白くなっているし、物語の世界との組み合わせもいい。今日は100ページほど読んだが、全然読み足りないな。

昼食にラーメンを作って食べて、午後からBlenderを触る。Building Toolの使い方をあれこれと試す。複雑な建造物をすぐに作れるのはありがたいが、テクスチャをどう設定していったら効率的に出来るのかがよくわからない。どうやら共通のパーツごとにマテリアルを作れるようなのだが、いかんせんマテリアルのノウハウがまったく無いので。ただ、自分がそのうちやりたい事に役立つプラグインだというのは理解した。

18:00からの詩織ちゃんのソロコンのアーカイブ配信に備えて、1時間だけ仮眠を取った。起きて17:30。
「玉井詩織ソロコンサート『いろいろ』完全版」の配信スタート。Abemaのアーカイブ配信は、配信開始時刻にライブストリーミングで流され、そのストリーミングで配信されたものがアーカイブとして見られるようになる仕様なので、配信時刻ぴったりに見ると同時に視聴しているユーザーとコメント欄で一応のリアクションを交わせる。この見方も人数がいればなかなか楽しい。
ライブ映像でここまで詩織ちゃんづくしというのは体感した事がなく、本当に感動した。圧倒的な画力でどの瞬間もとにかく可愛らしいし、かっこいいし、美しい、タレントのコンサートステージとして極めて完成度が高い。
ついこの間、生で観てきたのに「こんなに上手かったのか!」という歌唱が幾度も出てくる。このアーカイブは何度も観るだろう。あまりにもいい。

【完全版】ももいろクローバーZ 玉井詩織ソロコンサート「いろいろ」

配信が終了し、メシを食うのも忘れてXに感想をあれこれと綴った。とにかくこのタレントの素晴らしさを世間に伝えたい。こういった試みもこれからはやっていかなきゃいけないな。ファンとしてめんどくさがらないってのも今年の目標に入れよう。
考えてみれば、現在、クライアントワークが滞ったのも、ミステリーを猛スピードで消化せざるを得なくなっているのも、すべてこの「まいっか」と面倒を先延ばしにしていった結果とも言える。モチベーションを上げるのも大変だが、淡々と毎日をめんどくさがることなく歩むという鍛錬が必要なのだろう。これをしなければ何も叶わない。

2024-03-22 ドラマ版「十角館の殺人」

金曜日。6:00起床。ついに、理想の起床スタイルに入ったか。
また数日空いてしまったが、特になにか理由があったわけでもない。習慣づいていないというだけだ。18日に詩織ちゃんのソロコンのアーカイブ配信が始まってからというもの、ずっとずっと、人生でこれまで経験した事のないような余韻に浸っているというそれだけである。
このままそういうわけにもいかないので、今日はちょっとだけ劇的な出会いが会ったことを書こう。

本日から配信がスタートされたhuluオリジナルドラマ「十角館の殺人」をさっそく鑑賞した。計5話。時間にしてだいたい4時間ぐらいだろうか。これがすこぶる面白かった。期待を大きく超えてくる完成度であったと言ってもいいだろう。とにかく凄い。

十角館の殺人 | Hulu(フールー)

まずなによりも、あの十角館のトリックとその衝撃の明かし方をまさしく『映像で実現している』のだ。これだけでこのドラマを観る価値は大いにあるだろう。
言わずとしれた、エンタテインメント小説の歴史を「十角館以前・十角館以後」と分けてしまうほどのインパクトを残した歴史的ミステリ小説の実写版。
原作を読んだ人なら誰しもが理解している「映像では絶対に再現不可能」なトリックが仕掛けられた伝説の「あの一行」をどう表現するのかに注目が集まった実写化であるが、結果を言えば完璧に再現されていた。
自分は原作を何度も読んでいて犯人もトリックも既に知っているにもかかわらず、それでも「あの一行」を表現したカットは鳥肌が立つほどのショックと動悸を覚えるレベルのインパクトがあった。

ドラマにしろ映画にしろアニメにしろ、原作モノを映像化するにあたって、作者や作品への敬意をまるで感じない原作改変が多い事が問題になっているが、ドラマ版「十角館の殺人」はとことんまで原作愛に満ちた作品であった事には間違いがなく、なにより素晴らしいのは、前述の「あの一行」を表現するカットまで、ストーリーと構成を原作から一切変えず、むしろ完璧なまでに忠実に映像で再現されている事だ。

その愚直なまでの忠実さは驚くべき品質に達していて、1986年という時代の表現、島と本土でのストーリーが交互に展開される場面構成、常に時間軸を意識させる展開、島にいるキャラクターと本土にいるキャラクターの造形とセリフと演技のベクトルの違いまで「あの一行」に最大のインパクトを持たせるための仕掛けであると、しっかりと理解した上で映像化されたドラマの進行になっている。
物語の舞台である十角館の建物はもちろん、原作には細かな記述のない探偵役;江南・守須の部屋などセットのリアリティと作り込みも尋常ではなく、それを眺めているだけでも楽しい。なにしろ本棚にある本の一冊一冊まで80年代の時代表現を意図した細やかさでダミーが作成されているのだから驚いてしまう。

なぜ変えてはいけないか?
それは原作のファンのためじゃない。単にそのままやった方が面白いに決まってるからだ。
その事をこれ以上無い形で証明した凄い傑作になっている。
今後、様々なミステリー・サスペンスドラマの教科書的な作品として、常に比較対象に上がる事だろう。これでもうドラマや映画の制作者は「この方が観てる人に分かりやすいから」という無意味な配慮という名の「単に自分がそうしたいだけ」に逃げる事は出来なくなったと言える。

2024-03-25 綾辻行人「黒猫館の殺人」

月曜日。6:30起床。順調に生活リズムは取り戻す。
相変わらず、仕事が入らない毎日。少し心が焦りながらも、読書が捗るなあなんて気分で過ごしてしまう。今日は朝から少し3DCGの学習をして、昼前から読書をし始める。

ドラマの「十角館の殺人」を観て、館シリーズ欲が再び起き出す。といっても、先月に「時計館の殺人」を読んだばかりなので、シリーズを読み返す延長でしかないのだが。
という流れで読んだ、館シリーズの第6作「黒猫館の殺人」。相変わらずの叙述トリックがメインのミステリーではあるが、本作は他のシリーズとはちょっと毛色が異なっていて、事件らしい事件はすべて終わった状態で、何が起きたのかというのをミステリー作家:鹿谷とその担当編集者:江南が探っていくというストーリーである。

つまり本作はストーリー重視で書かれているのだが、そのストーリーはやや地味である。しかも、かなり多くの「ここは伏線ですからね」という部分が分かりやすい形で散りばめられており、メイントリックはこれだろうなというのもかなり序盤から予想出来るため、後はああ、やっぱりそうだなを繰り返し確認するような読書になる。
こうしてみるとつまらなく感じるのだが、実際はこのような仕掛けがいくつも張り巡らされているので、いったい一作品の中にいくつ叙述トリックが仕掛けられているのかが分からなくなってくる。
おそらく著者の意図としては、館シリーズも5作書いて、読者もある程度はあれこれと注意して読んでくるので、いったい難易度として気がつくレベルと気が付かないレベルが不明になってしまったのではないかと。それで、一度、レベル1からレベル5ぐらいの段階のものを散りばめておいて、どこまで気がつくものなのか試す。そんな意図が入っている気がした。

自分はまあ、すべての仕掛けというかトリックは解けたのであるが、人によって、ここまで分かった、ここには気が付かなかったというのが出てくるだろうというのも理解は出来る。
ただ、繰り返すがストーリーそのものは地味である。起きる事件に奇想天外さは無いし、それほど怪奇や恐怖趣味を誘うものではないので、純粋なマーダーミステリーを読みたい人にはオススメできない作品。

夜には読み終わり、それからメシ。鍋の残りを使って、辛味噌ラーメンを食べた。明日の読書に備えて早めに就寝する。

2024-03-26 東野圭吾「私が彼を殺した」

火曜日。4:00起床。疲れを感じていないせいか、なんだか早めに目が覚めてしまう。
やや気分が上がっているせいか。先にゴミを出して、朝から詩織ちゃんのプレイリストを聞きながら、アロマを炊いたり文章を書いたりして過ごす。なんか休日気分だ。
日が出てきたあたりから、少し本棚の整理。読む本を検討して、今日は東野圭吾の加賀シリーズを進める事にした。「私が彼を殺した」である。

1月に読んだ「どちらかが彼女を殺した」に続き「犯人が明かされずに終わる」形の純粋な犯人当てクイズである。
前回からストーリーの展開はややパワーアップし、1人の探偵役の独白形式から、今回は3人の容疑者にあたる人物の独白が時系列に沿って、入れ替わり立ち替わりで記される事で進行する。これがなかなか面白い。容疑者ごとに認識している事実が異なっているため、このシーンはこの人物の視点、あのシーンはこの人物の話だったなと頭の中で全体を再構築しながら事件の輪郭を見ていく事になり、前回よりもより体験的に謎解きを楽しめるようになっているわけだ。この構成がいい。

最終的に「どの人物に毒入りカプセルを入れる機会があったか」という問題に集約され、それを解けば犯人が分かるというエンド。自分はかなり早い段階から「あるものが2つある」事に気がついていたので、いつそれを指摘するんだろうと思いながら読んでいたのだが、結局ラストまで指摘されなかった。
したがって「ああじゃあやっぱりこいつが犯人か」となったのだが、もちろんあからさまに書かれているわけではないから、気が付かないケースもあるだろうが、巻末の「推理の手引き」があるのも前作を踏襲されていて、そこでその事が書いてあるので、ここでああそうか!と気がつけるだろう。

相変わらず、楽しいパッケージの小説だった。加賀恭一郎の描き方が前回の「どちらかが彼女を殺した」よりもさらに小さめに書かれており、加賀シリーズよ、いったいどこに行くって感じだけども、もう少し進むとちゃんと主役として描かれるらしいので、それまではお付き合いが続きそうだ。

読み終わるともう夜になっていた。夜は汁なし担々麺の食べ比べ。中目黒の『香家』と日清の冷凍とでどちらが美味いんだろうという単純な疑問から。やっぱり比べ物にならないぐらいお店の方が美味しかった。一度、自分でも作ってみたいなと思っているのだが、お取り寄せでも1食600円ぐらいだろうから、なかなかチャンスが無い。

明日は詩織ちゃんのソロコン以来のももクロ現場。ジブリをうたうコンサートがある。これが終わるとついに春の一大事のシーズンに入り春になるなあ。今年はどんな一年になるのかな。仕事の面で不安が取れない毎日だが、努力は重ねていこう。

2024-03-27 「ジブリをうたうコンサート」を堪能する

水曜日。8:00起床。起きてさっそくお腹が空きまくる。
いろいろと気分が高揚した一日だった。もうすぐ新年度という事もあってだろうか、まだ桜も咲いて無いのに中目黒の駅前の混雑が目立った感じになってきている。
今日は詩織ちゃんが出演する「ジブリをうたうコンサート」を観るため、17:00にはアトリエを出る予定で1日を過ごす。

昨日で読書の勢いがついた感じがあったので、そのままペースを維持して朝から京極夏彦の「塗仏の宴 宴の始末」を読んでいく。メインキャストが揃って、同時並行する物語も加速して、さすがにそろそろ面白くなってきたなという感じ。明日、明後日で読み終わりそうだ。
昼食を挟んで午後近くになってから、ようやく仕事を始める。仕事といってもクライアントワークがあるわけではないから、このブログの実装を少し進めていくだけである。本当はもう少し進んだクリエイティブをしていきたいのだが、いかんせんクリエイティブはまだ我慢のしどころだ。中途半端なモチベーションだと続かないというのは以前から学んでいるからである。
作りたいものがはっきりしない限りは学ぶ事を中心にした方がいいだろう。

少し3DCGをいじってから、ようやく入浴を済ませてアトリエを出る。
「ジブリをうたうコンサート」@国際フォーラム。18:00に開場。月初めに詩織ちゃんのソロコンがあったばかりの会場なので、遅めに行っても勝手がわかっている分ありがたい。
詩織ちゃんが出演がきっかけでチケットを取ったのだが、行ってみると予想していた以上にももクロのファンが少なく、かといって、詩織ちゃんのファン以上に目立ったアーティストのファンが多いという感じもなく、純粋なジブリファンが集まっている印象だった。

ステージが始まると、次々にボーカリストが出てきてジブリ映画の楽曲を歌うというスタイルで進行する。1曲独唱で歌うと、次の番の演者が出てきてコラボで1曲やるという感じ。家入レオちゃんからスタートし、GLIM SPANKEYのステージではバンド演奏の際立つロックソング、Da-iCEの2人のデュエットによる「いのちのしるし」などもあって観ていてすごく面白くなっている。このあたりのセットはさすが武部聡志。
しかし詩織ちゃんが出てこない。いつ出てくるんだ、いつ出てくるんだという期待が会場中に広がったところで、ついに詩織ちゃん登場。出番はなんとトリ前。今日イチの歓声とどよめきが起きる。
それまで延々と実力派のボーカリストばかりが歌っていただけに、流石の佇まいと明るいオーラが光ったステージになった。衣装はブルーのワンピースにブルーのジャケットで、ナウシカの姿をイメージ。会場のファンも黄色のペンライトでそれに応える。

1曲目はジブリのトリビュートアルバムにも収録された「風の谷のナウシカ」で、少し上手く歌おうとしているからか、緊張している様子。それでもやっぱり声質の特異な部分は際立っていて、朗らかさと凛としたナウシカを見事に歌っていた。
ナウシカを歌い終わると武部さんと軽いMCタイムを挟んで、家入レオちゃんが登場。となりの山田くんのテーマソング「ひとりぼっちはやめた」をデュエットで歌う。サビのラインで詩織ちゃんが下ハモを歌い出したあたりで完全にスイッチがONになった模様。すごい集中力のある歌唱を見せて、オーディエンスを驚かしていた。他のボーカリストの中に入ると、本当にすごい声で歌っているのが如実に分かる。
3曲目の前に詩織ちゃん自らがくるりの岸田繁を呼び込む。まさかのコラボレーションでこれは本当に驚いた。世の中にこの声で歌う人は2人いないだろうという声の奇跡のコラボレーション。自分が人生をかけて応援しているアイドルが、あのくるりのボーカルと歌う日がくるとは、、、そういう感動と相まって歌われた「崖の上のポニョ」。お互いに本当にそのままの声であれを歌うのだから凄い。プリミティブなのにそこに包み込むような感情、ストレートな表現にこもる不思議な熱量。

その後は、オールキャスト混ざってのアンコール「やさしさに包まれたなら」も素晴らしかった。詩織ちゃんが歌うパートだけ、明らかに伝えようとしているものの量が違っている。初めてももクロを観たという人にはしっかり伝わる歌唱で嬉しかったなあ。
大満足で閉幕。帰り道は来た道よりもずっと軽く明るく。ジブリ映画のイメージにしっかり沿ったコンサートでした。