2024-03-27 「ジブリをうたうコンサート」を堪能する
水曜日。8:00起床。起きてさっそくお腹が空きまくる。
いろいろと気分が高揚した一日だった。もうすぐ新年度という事もあってだろうか、まだ桜も咲いて無いのに中目黒の駅前の混雑が目立った感じになってきている。
今日は詩織ちゃんが出演する「ジブリをうたうコンサート」を観るため、17:00にはアトリエを出る予定で1日を過ごす。
昨日で読書の勢いがついた感じがあったので、そのままペースを維持して朝から京極夏彦の「塗仏の宴 宴の始末」を読んでいく。メインキャストが揃って、同時並行する物語も加速して、さすがにそろそろ面白くなってきたなという感じ。明日、明後日で読み終わりそうだ。
昼食を挟んで午後近くになってから、ようやく仕事を始める。仕事といってもクライアントワークがあるわけではないから、このブログの実装を少し進めていくだけである。本当はもう少し進んだクリエイティブをしていきたいのだが、いかんせんクリエイティブはまだ我慢のしどころだ。中途半端なモチベーションだと続かないというのは以前から学んでいるからである。
作りたいものがはっきりしない限りは学ぶ事を中心にした方がいいだろう。
少し3DCGをいじってから、ようやく入浴を済ませてアトリエを出る。
「ジブリをうたうコンサート」@国際フォーラム。18:00に開場。月初めに詩織ちゃんのソロコンがあったばかりの会場なので、遅めに行っても勝手がわかっている分ありがたい。
詩織ちゃんが出演がきっかけでチケットを取ったのだが、行ってみると予想していた以上にももクロのファンが少なく、かといって、詩織ちゃんのファン以上に目立ったアーティストのファンが多いという感じもなく、純粋なジブリファンが集まっている印象だった。
ステージが始まると、次々にボーカリストが出てきてジブリ映画の楽曲を歌うというスタイルで進行する。1曲独唱で歌うと、次の番の演者が出てきてコラボで1曲やるという感じ。家入レオちゃんからスタートし、GLIM SPANKEYのステージではバンド演奏の際立つロックソング、Da-iCEの2人のデュエットによる「いのちのしるし」などもあって観ていてすごく面白くなっている。このあたりのセットはさすが武部聡志。
しかし詩織ちゃんが出てこない。いつ出てくるんだ、いつ出てくるんだという期待が会場中に広がったところで、ついに詩織ちゃん登場。出番はなんとトリ前。今日イチの歓声とどよめきが起きる。
それまで延々と実力派のボーカリストばかりが歌っていただけに、流石の佇まいと明るいオーラが光ったステージになった。衣装はブルーのワンピースにブルーのジャケットで、ナウシカの姿をイメージ。会場のファンも黄色のペンライトでそれに応える。
1曲目はジブリのトリビュートアルバムにも収録された「風の谷のナウシカ」で、少し上手く歌おうとしているからか、緊張している様子。それでもやっぱり声質の特異な部分は際立っていて、朗らかさと凛としたナウシカを見事に歌っていた。
ナウシカを歌い終わると武部さんと軽いMCタイムを挟んで、家入レオちゃんが登場。となりの山田くんのテーマソング「ひとりぼっちはやめた」をデュエットで歌う。サビのラインで詩織ちゃんが下ハモを歌い出したあたりで完全にスイッチがONになった模様。すごい集中力のある歌唱を見せて、オーディエンスを驚かしていた。他のボーカリストの中に入ると、本当にすごい声で歌っているのが如実に分かる。
3曲目の前に詩織ちゃん自らがくるりの岸田繁を呼び込む。まさかのコラボレーションでこれは本当に驚いた。世の中にこの声で歌う人は2人いないだろうという声の奇跡のコラボレーション。自分が人生をかけて応援しているアイドルが、あのくるりのボーカルと歌う日がくるとは、、、そういう感動と相まって歌われた「崖の上のポニョ」。お互いに本当にそのままの声であれを歌うのだから凄い。プリミティブなのにそこに包み込むような感情、ストレートな表現にこもる不思議な熱量。
その後は、オールキャスト混ざってのアンコール「やさしさに包まれたなら」も素晴らしかった。詩織ちゃんが歌うパートだけ、明らかに伝えようとしているものの量が違っている。初めてももクロを観たという人にはしっかり伝わる歌唱で嬉しかったなあ。
大満足で閉幕。帰り道は来た道よりもずっと軽く明るく。ジブリ映画のイメージにしっかり沿ったコンサートでした。