2025-10-30 AIとの協業は大変忙しい

木曜日。15:00起床。どんどん目が覚める時刻が、、、
とは言いつつ、実は今日の10:00ごろに寝ている。実際は5時間弱でちゃんと起きているわけだ。3連休中にちゃんと戻す算段だったりする。

今日は試しにフロントエンドテストの学習&AIコーディング&個人開発アプリの3つを同時並行に進めるという事をやってみた。もちろんAIを活用する事が目的なのだが、結果としては「上手くいかないな」である。ターミナルとエディタとブラウザタブをあちこちに移動しているだけなので1ポモドーロ分も集中出来ている感じがしない。忙しいは忙しいのだが、仕事の歩みは極めて遅い。

実際は自動化させているタスクを終了させる方が自分の頭の処理よりも速いため、事あるごとに待ち時間が増える。例えば、CodexにあるUIコンポーネントを書かせるプロンプトを処理させている間に、ChatGPTに作らせるアプリプロジェクトの構成をプロンプトを書いていても、前者の方が処理が速い。ああ、もう終わったかと後者のプロンプトを書いている途中に、Codexが出したコードの動作確認とレビューをする。それをしている間に次にテストしなきゃいけないけど、マッチャーの選び方が分からなくてAIに調べるタスクを出す。ああ、ChatGPTへの指示がまだだったな、えっとどこまで書いたか、そっかUIライブラリを選定しなきゃいけなかったんだ…

忙しい。とにかく忙しい。そんな感じで一つのタスクも自分は満足にこなせなくなる。
明らかに使い方が間違っているなと3時間ほどで気がつく。結局のところ、同時にこなせる案件が増やせるわけではないのだから、いいとこ「作るのが多少は早くなる」ってところだろう。
今度は懲りずにCodexが書いたコードをそのままPRレビューに出して、それをCodeRabbitにレビューさせるというプロセスを試してみるつもりだ。なんとなく動かないままレビューは通りそうな気がするが…
とにかくお金は払っているのだから無駄な時間は過ごさせたくないのだな。

いろいろ遊んで、夜はAIエージェントの勉強を進める。今読んでいる本は服部佑樹さんの「コード×AIーソフトウェア開発者のための生成AI実践入門」

コード×AIーソフトウェア開発者のための生成AI実践入門
https://www.amazon.co.jp/dp/4297144840

入門といいつつ、本当にエンジニアよりのAI利用の解釈が多くてとてもためになる。巷のプロンプトエンジニアリングの解釈には広義のプロンプト指示と狭義のプロンプト指示があって、広義の意味、つまりAIに正しい情報を出させるためにプロンプトエンジニアリング技術が必要だと考えてしまう事である。実際はどういうプロンプトを出そうと、AIが出した情報が正しいかどうか、有効かどうかを確認するには、それを見る人間の方に”正しい”とはどういう状態を指すのか判断する知識やスキルが必要なわけだ。そこを勘違いしてしまうという意味である。

例えば、今、自分はAIにコーディングをさせているわけだが、これが正しく動作するのかどうかは実際に環境を揃えて動作確認させるしかない。またコードの内容のどこが間違っているのかを確認するためには、使われている言語やフレームワークを使いこなしている人間の経験が必要だ。
結局のところ、この”広義”の意味でのプロンプトエンジニアリングは本質的な意味はない。ただ適当ぶっこいているだけなので信用しないようにと。

目から鱗が落ちるとはこの事である。
求められているのはAIに指示を出す人間の適正の方であり、その人間はかなりのプロフェッショナルになる必要がある。そういう時代になるという意味だろう。