2025-11-02 使わず嫌いはいけない
日曜日。9:00起床。ドジャース、やりましたね。
起きてから早速ワールドシリーズ第7戦。大谷の先発と知って、もちろん朝からテレビにかじりついて観戦する。本当に「こんな事があるんだなあ」とあまりにも劇的な試合で、その事に感動してしまった。MVPを獲得した山本由伸がマウンドに上がる姿に興奮しない人間がいるのだろうか?というほどに面白い。
延長10回。終わったのが14:00。ゲームを堪能して心が浮つきながらも今日も仕事に取り掛かる。昨日、ご飯を食べながらノンビリYouTube見てると、CursorとClaudeの新しいモデルの組み合わせが凄いという動画を見つけた。
今日さっそく使ってみる事に。昨日組み上がったNext.jsのスターターキットを早速使って、いろいろとCursorの機能を設定。VSCodeをフォークして開発したとあるが、確かにVSCodeな見た目だが、使い勝手は大きく違う。AIからの提案がワンテンポ早く提供されてくる感じだ。完全に比較したわけじゃないからなんとも言えないが、なるほど、確かにAIコーディングをする時はこちらの方が最適化されているかもしれない。
Cursor: AIで最高のコーディング体験
https://cursor.com/ja
さらに良かったのはClaudeのSonnetモデル。バージョンは4.5になっていたが、こいつがかなり凄い。凄いというか自然だ。コードが。これまで触ったどのAIモデルよりも人間が書くコードに近いとすぐに分かる。
すべてのチャットが日本語に対応しているのはもちろんだが、コメントの書き方がとても秀逸で、しかも丁寧だ。Reactのコンポーネントを書かせたのだが、まずコンポーネント内にあるすべての関数にコメントが書かれている。そして使われているuseEffectにも同様にコメントが書かれ、依存配列に登録されている変数やステートがしっかりそのWatcherの役割を果たすものに限定されているので、人間が読んで分かりやすいコードになっている。
そして他のAIではほぼ発生していたuseEffect内でuseStateのセッターを呼び出していて無限再帰に陥るパターンも解消されている。つまり”要求された通りに動作すればそれでいい”になっていないのだ。
人間が発想する順序に基づいてコードが書かれている。これはたしかに凄い。
ただ、Sonnet特有のミスなどもある。importされたモジュールのパッケージ名になぜか「@」が含まれていたり、テストが通っていない状態のままで完了を出してきたりなどだ。
正直、これはもう決定かもしれない。
自然言語でのドキュメントを書いたり企画を作ったり調査をしたりといった事はChatGPTを使う事になるだろうが、開発の仕事はClaude Sonnetが一番だろうと、そこにはCodexやCopilotとは別次元と呼べるレベルで明らかな差ががあった。明日はどのエディタで使うのが一番ハマるかテストだな。
Cursorの方は1日使ってみて「気に入る」というレベルではなかった。WebStormのようなハマる感じではないし、これが最高か?と問われるとちょっとボタンが小さすぎてツールを使っている感触は弱いなという感じ。WebStormなら年間ライセンスは¥6,600で月に¥600、AIを含めても¥1,800弱だ。一方でCursorを使うと月に¥3,300、なんと2倍近くかかる。検討の余地はあるだろうと。